兄の結婚式で想う
先週末は大阪にて兄の結婚式。普段直接連絡をとることの無い兄が結婚すると聞いても、正直なところ実感は全くない。義姉となる人にも当日まで会ったことはなかった。
縁を結ぶという言葉を何度か聞いたが、全くの他人であった人同士が突如親戚となるのは、得も言われぬ重たさを持っている。お気楽に式に参加した自分だが、これからよろしくお願いしますと形式的な挨拶をしているうちにそれに気づく。
義姉の家は、ワインを作っている。90年続いているらしい。うちは分家なので普段意識することは無いのだが、実は、こちらの先祖は代々日本酒を造っている。今年で238年になるらしい。これもひとつの縁なのだろうか。
式は、カジュアルな様式をとり、堅い社会を歩いてきた父は終始いまいち不満気な様子だったが、結びの挨拶で、所々詰まり、微かに震える声と、目の奥に光るものが見えたとき、自分の心の底にも込み上げるものがあった。不意に親のありがたみとすばらしさを知る機会を持つことができた日だった。